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銀歯はやめよう!
― 医科・歯科連携から学んだこと ―

Stop using silver tooth!

超高齢化に備えて
命を守る歯科治療

口は、病気の原因になる菌やウイルスの入口の1つです。日本人の高齢者(70歳以上)の死亡原因1位は誤嚥性肺炎で、食べ物や飲み物を飲み込むときに虫歯菌や歯周病菌が誤って肺に入ってしまうことから起こります。すべての年齢層の日本人を対象にしても、1位のガン、2位の心疾患に次いで3位にランクインされています。
虫歯菌や歯周病菌のほか、歯の神経を抜いた後の炎症で発生しやすい菌は、心内膜炎の原因にもなります。口の健康は全身の健康に直結し、寿命にも影響を与える可能性があるということです。
病歴や年齢によって医科と歯科で連携をとり、誤嚥性肺炎はもちろん、脳梗塞などの脳血管疾患や狭心症・心筋梗塞・心内膜炎などの心疾患の発症や悪化の予防に重点を置いた歯科治療に努めています。

丸の内エリア・市橋デンタルクリニック・むし歯
口の中にはたくさんの細菌が住みついているが、それらは口腔内常在菌と言って口の中を正常に保つための善玉菌である。しかし、不潔などの口腔内環境の変化によってむし歯菌や歯周病菌などの悪玉菌に変質する。歯の金属(つめもの、かぶせもの)の下は 、悪玉菌の絶好の住み家でパラダイスである。悪玉菌は唾液に溶けて歯垢(しこう)となり口の中でむし歯や歯周炎を引き起こす。最初にむし歯になる。そこに銀を詰める。数年たつと、歯がしみたり痛くなったりする。神経をとって、また銀歯をかぶせる。さらに数年経過すると、歯茎が腫れたり痛くなったりして再治療をして、また銀歯をかぶせる。銀歯の下で悪玉菌は歯を深くまで破壊していく。神経のない銀歯は痛くならないので気がつかないまま経過し、やがて歯茎が大きく腫れて激痛を伴い、抜歯する運命となる。
銀歯はむし歯や歯周病をさらに作っているばかりでなく悪化させている、と言っても過言ではないように思われる。

次に悪玉菌はのどを通って抵抗力の弱い臓器(喉頭、咽頭,食道,肺,胃、肝臓、腎臓,膀胱など)に向かって侵略していく。
最近の医科・歯科合同の勉強会で医科の先生方は私たち歯医者に向かって口をそろえて言う。
「先進国の中で口の中に銀歯を入れているのは日本人だけだ。銀の金属イオンが唾液に溶けて全身に回り,それが原因で発症しているのではないかと疑われるような病気、肺炎、胃炎、腎臓疾患、膀胱炎などが以前にもまして増えているような気がする。歯科医師は歯科的にも医科的にも良くない銀歯の処置を今だに継続している。保険が利くからを理由に、安かろう悪かろうを実行している。この事実は医師としていかがなものか。」
歯を失ったり、よく噛めないことで内臓に負担がかかり弱ってしまう。むし歯、特に歯周病で口の中の環境が悪くなると、次のような病気を起こす可能性があることが現在わかってきている。
  • (1)認知症

    アルツハイマー型認知症で亡くなった人の脳内からは、高い確率で歯 周病菌の持つ毒素が検出されるという調査結果があり、歯周病がアルツハイマー型認知症の発症に関連があるのではないかと考えられている。

  • (2)動脈硬化

    歯周病菌の影響で,動脈硬化が進みやすくなり、脳梗塞や狭心症の 原因となる。

  • (3)誤嚥性肺炎

    唾液中に含まれる歯周病菌が食事中や睡眠中にむせたりして気管 の方に入って肺炎を起こす。病気全体の死因ナンバーワンはガンであるが、高齢者の死因ナンバーワンはこの「肺炎」である。

  • (4)心臓病

    心臓の弁に歯周病菌が感染して、心内膜炎を引き起こしたり、心臓の 血管がスムーズに流れなくなることで、狭心症や心筋梗塞を引き起こしやすくなる。

  • (5)早期低体重児出産

    妊婦が重度の歯周病だと、胎児に影響が及び、低体温児出 産や早産を起こしやすくなることが分かっている。

  • (6)糖尿病

    糖尿病の人は歯周病が悪化しやすいのであるが、最近ではその逆の関係、つまり歯周病があると糖尿病が悪化しやすいばかりでなく、食事療法、運動療法、薬物療法などをどんなにしても糖尿病はなかなか治らないという事実が医学的に証明されている。糖を分解できる唯一の体内酵素であるインスリンの働きを歯周病菌の毒素が阻害するので血糖値が改善されないからである。現在では、糖尿の治療には歯周病の治療が絶対必要であると いう結論に達している。

  • (7)肥満・メタボリックシンドローム

    歯周病菌の出す毒素は、肝臓や脂肪組織に 脂肪を溜め込む働きがあると考えられており、それが肥満やメタボリックシンドロームを引き起こすのではないかとされている。

  • (8)関節リウマチ

    歯周病菌が関節の中で炎症を引き起こして、関節リウマチを起 こしている可能性があると言われている。

  • (9)乳幼児の口の中の細菌群

    生まれたばかりの乳幼児の口の中は無菌状態である が、母親が離乳食を与えるときの「口移し」によって、母親の口の中の細菌がそのまま乳幼児の口の中の常在菌となってしまう。 もし母親の口の中が不潔であったり銀歯がたくさん入っていたりすると、口移しにより母親の悪玉菌がすべて子供に移ってしまうばかりか、そのバイ菌を食物と一緒に食べさせていることになってしまうのである。もし、子供の歯や体が弱かったり病弱であったりした場合、母親の食物の口移しによるバイ菌の「母性感染」の可能性も否定できないかもしれない。

以上いくつかの例をあげましたが、他にもむし歯や歯周病と関連性が高いと考えられる病気は次々と見つかっています。お口の環境を整えることで多くの病気を未然に防げる可能性が出てきます。皆さんもぜひ、全身の健康のためにも、歯や体に悪い銀歯は極力避けて、お口のケアを念入りにしていきましょう。
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